一口馬主

【一口馬主】馬体の見方② 募集馬のカタログ写真で部位別にチェック

今回は、募集馬の馬体を部位別に細かくチェックしていきます。

走る馬かどうかの他に、丈夫な馬かどうかも大事な要素ですので、両方含めて確認していきたいと思います。

背中

上の図の赤いラインの部分です。

この背中の部分ががゆったり流れるようなラインで、長さは短めの馬を良い馬として選択しています。(極端に短いのは✖️)

そういう馬は、力を後ろから前へスムーズに伝えられ、さらに疲労も少なくなります。

逆に、写真を見たときに背中が長くだらしがない感じに見えた馬は、その時点で候補から外します。

「長躯短背(ちょうくたんぱい)」と言って、背中が短く腹が長い馬が走る馬と言われています。

特に中長距離馬としては理想の体型とされています。

膝・飛節

上の図の青い丸の部分です。

膝・飛節については、大きくしっかりしていて丈夫そうに見えるものを選びます。

そういう馬は、骨が丈夫で骨折などの故障のリスクが少なくなります。

逆に、小さく弱そうに見える馬は、やはりその時点で候補から外します。

なお、飛節については「直飛」と「曲飛」がありますが、自分はあまり気にしていません。

ただし、極端に直飛な馬は、瞬発力のないワンペースな馬になってしまう可能性があるので、避けるようにしています。

上の図の黄色い丸の部分です。

ここが枯れている(腱の筋がはっきり見える)のが、丈夫で良い馬と言われています。

さらに、前腕(膝から上の部分)の長さよりも、短めの馬が理想とされています。

逆に、腱の筋がはっきりせずモヤっとしていたり、長さが長かったり極端に短かったりしてバランスの悪い馬は候補から外します。

管囲は、自分の場合19cm以上あれば良しとしています。

繋(つなぎ)

上の図の緑の丸の部分です。

立ちすぎず、寝すぎず、程よい角度の繋の馬を選びます。

繋が立ちすぎている馬は、球節に負担がかかり(ダート戦であれば問題なし)、寝すぎている馬は屈腱に負担がかかってしまい故障のリスクが高くなってしまいます。


今回は、部位別に自分がチェックしている事を書かせていただきました。

丈夫で長く走ってくれる馬を選べるかどうかも、とても大事な事だと思います。

以前、自分が持っていた一口馬で故障が多かった馬がいましたが、その馬は故障の度に徐々にレースで結果を出せなくなってしまいました。

聞いた話では、故障した時の痛みの記憶が治った後も残っていて、レースで全力で走れなくなってしまうことがあるそうです。馬にとっては可哀想な話ですが・・・。

それ以来、丈夫な馬かどうかをきちんとチェックするようにしています。

「無事これ名馬」。能力が多少劣っていても、怪我なく無事に走ってくれる馬は名馬である、とした有名な格言がありますがそんな馬を見つけたいですね。(最低限未勝利戦を突破する能力は備わっていて欲しいですが。)

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